2016年6月4日および同年9月18日の理事会において「環境共生」の投稿規程が一部改正されました。
改正の主なポイントは下記のとおりです。

・「研究ノート」、「論説・報告」の位置づけを明確にしたことです。
特に、「研究ノート」について、「原著論文に準ずるもの」という文言を削除すると共に、「原則として刷り上がりで6ページ以内」というページ制限を設け、「原著論文」とは独立した価値を持つ論文であることを明確にしました。

・第3条2.の「論文ほどの厳密な論理的・定量的な根拠は示さずとも,」を削除することによって、「環境共生」掲載論文の価値についての誤解が生ずるリスクを解消しました。

・「超領域」論文についての重要な改正がなされました。
一点目は、「審査のカテゴリは,原著論文または研究ノートとする.」の削除です。これによって、超領域の「論説・報告」の論文投稿・掲載が可能になります。超領域的な「新しい分野を拓く,あるいは既存分野の横断連携・融合への寄与」や、「政策の論理的な提案」を「論説・報告」によっても大いに行って頂きたいとの趣旨です。もちろん、超領域の「原著論文」や「研究ノート」の投稿についても引き続き大いに期待しております。
二点目は、「超領域」論文の投稿や論文審査を行いやすくするための追加です。「超領域」の定義は学界でも定まっているとは言えません。そこで、著者自身に「超領域」に関する認識,環境共生との関連について示して頂くことに致しました。

今回の投稿規程の改正を、論文執筆・投稿や論文審査のご参考にして頂ければ幸いです。